大学を豊かに 第3回

野呂 一幸

『インフラストラクチャの明日を考える ‐21世紀都市インフラストラクチャの課題‐』をテーマとして2016年9月30日に日本大学お茶の水キャンパスにおいて理工学研究科電子工学特別講座を開講した。

21世紀は近代以降(ポストモダニズム)の時代である。
ポストモダニズムの葛藤、希望,創造力を考える試みである。大きなテーマを“沸騰都市ドバイ”と“3.11からの街づくり”の二つ視点から考察した。

・沸騰都市ドバイの成立と現状
1980年以降のドバイは投資家やコンサルタンをはじめとする国際ビジネスマンが活躍し、中東の都市間競争を激化させた。その中で大成建設・設計本部は、事業課題として「先端リーディング企業の性能要求施設に対する設計・工事監理・技術開発」および「海外プロジェクト(ドバイ)及び環境配慮事業のプロジェクト・マネージメント」に注力していた。ドバイプロジェクトを通して浮かび上がった課題は、環境、サステナブル、エコロジー、次世代都市の在り方を再考する事である。
・ドバイの課題 は21世紀超高層都市の課題
都市と建築から視点は「文化的特徴、社会基盤の特徴」の評価であろう。世界都市としてのドバイの課題は文化の項目ではまだ見劣りがする。ドバイは政策上、ホームレスの増大こそないが今後世界都市になるには文化的特徴と社会基盤の特徴を整備する課題を背負っている。21世紀の都市は、住みやすく環境への意識も高くアメニティの充実した住環境の多様性とサステイナブルな都市が世界都市として生き残るであろう。

3.11からの街づくり

3.11は、海岸沿いの街づくり、港の護岸、堤防、原子力発
電所、鉄道、高速道路、日本が高度成長期に作り上げてき
たインフラストラクチャの見直しに迫られた。
21世紀の少子高齢化に直面した都市インフラストラクチャ
の在り方は市民のコンセンサス、未来への知見が重要となる。

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