「設計力®」とはやりきる力 【毎水曜掲載】

㈱ワールドテック 寺倉修

第三十五回 目標は背伸びして決める

-3/4は高く設定 人と組織が成長

 

「今期こそは・・」との「思い」を持たれた方も多いでしょう。それにもかかわらず、その思いがもう地平線の彼方に沈みかけていないでしょうか。「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」。新たな期は必ず訪れますが、同じ思いで迎えられるとは限らないのです。できれば、前期は頑張った、今期は一層良くしようと、前向きな思いを持ち続けたいものです。

とは言え、「思いを持ち続けることはでは容易でない」、これも多くの方が経験されているとおりです。

筆者からの提案です。思いを持ち続ける現実的な方法。期の初めに上司とあなたとの間で行う目標決めに、こうありたいとの思いを取り込んでください。目標は少し背伸びしたものになるはずです。その高い目標を目指せば、思いはあなたと共にあり続けます。

目標のレベルを少し高くすることが大切なのです。レベルをあなたの実力を踏まえ、平均的(スタンダード)、高い(ハイ)、かなり高い(スーパー)の3つ設定するとします。あなたは、どのように目標を配分しますか。

スタンダードのみを目標とし、期の終わりに100%達成していることを目指す。これも選択肢の1つです。しかし、これだけでは、「年年歳歳同じ」ことを繰り返し続けることに陥りかねません。

筆者の思いは、目標の1/2はハイ、1/4はスーパーです。そうして、1年間取り組み続けて欲しい。期の終わりにスーパーの目標は50%も成し遂げていないでしょう。だけれども、落胆することはありません。翌年、翌々年にはその高い目標を達成する、その一歩を踏み出せたのです。大きく成長する、思いを実現する階段を上り始めたのです。

更に、あなたが高い目標を目指し取り組めば、組織も成長します。第29回のこの欄で、プロフェッショナルとは「持てる力を最大限発揮し続ける人」であり、このような人からなる組織は、どれほど困難な条件でも結果を出す。従って、全員がプロフェッショナルとしての思いを持ち続けねばならない──と述べました。あなたがハイや スーパーの目標を掲げること、それが組織としての成長の第一歩なのです。なぜなら、高い目標そのものが、持てる力を最大限引き出す原動力だからです。

こうも言えます。スーパーの最たるものは「ダントツ」の目標を設定することです。ダントツの切り口は、第24回のこの欄で取り上げましたが、あなたの身近にあります。きっと見つかります。それを目指し、取り組み続けられることを願っています。

ー以上ー

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